2020.07.07 [読書] 大学改革の迷走
2020年7月7日
大学改革の迷走(佐藤郁哉)。
父上からのお勧め。確かに、大学&文科省の考え方を知るのに、一度読んで損はない一冊。
こんなことに頭を使いたくはないが、世の中の仕組みを知っておくのも大事。
改革の自己目的化、とは良い言葉。
計画がないと生産性は下がるが、計画することが目的化されてしまっている。。。
コロナで会議が軒並み中止になり、日本の研究生産性は向上!とかいう話にならないかしら。
- 問題の本質
- ① 開化先生的メンタリティ
- 欧米に倣えば良い、という単純な発想
- シラバスが最たる例
- PDCAのうちPとCばっかり
- これは研究にも通じる。ややもすれば、プロポーザルばっかり書いてる。
- ② 改革の自己目的化
- 学校への経営ロジック
- 経営を最適化しようとすると、全部オンライン授業だよ
- 選択と集中
- KPI:Key Performance Indicatorの略。日本語では「重要業績評価指標
- 学校への経営ロジック
- ③ 集団無責任体制
- 大学院の量的拡大と博士離れ
- ④ ドラマ仕立ての改革論議
- ⑤ リサーチ・リテラシーの欠如
- ① 開化先生的メンタリティ