数年ぶりに読了。東北大学で研究を進めてきた西沢潤一先生が、現状の研究業界を喝破する。
年をとったら、自分もこういう本を書きたいところ。見渡すと、他にもその様な本は見受けられる。
- 日本人の問題点
- 誰もいないところでたった独り、黙々と現象を観察する頑張りが効かない
- だれもやったことのない分野を究明していくことが必要
- 日本人の基礎研究に対する貢献の薄さ(欧米から批判されている)
- 師弟関係
- 自由とは責任を持つ事
- テーマをもらっておきながらデータを採ったのは私ですという
- 真面目にやらず、他所に先を越されても悪いとも思わない
- 教育
- 教育の本質は、やる気を起こさせること。
- 凡庸な教師:ただしゃべる(覚えさせる)
- 優れた教師:示す(理解させる)
- 偉大な教師:心に火をつける(生き甲斐を見出させる)
- その他
- 大発見は、予想できないから大発見
私のロマンと科学 (中公新書)