2019.04.11 [哲学思想] 哲人皇帝・マルクスーアウレリウス

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NHK 10分で名著より。
ローマ帝国の5賢帝の一人。その彼の自省伝を、「嫌われる勇気」の岸見一郎が解説。
なんという、豪華なラインナップ!


  • 彼が求めたもの: ”善く生きる”こと
    • 善悪判定はギリシャ哲学的
      • 善:ためになる
      • 悪:役に立たない
      • ここに、道徳的な価値判断は無い
      • 逆に道徳は、「べき・べきでない」論を行う
    • 「善く生きる」とは、ロゴス(宇宙の秩序)に従うこと=自然に従うこと。
  • 他者を許すこと
    • 自分も他者もロゴス的でない(完全ではないと)と考える。
    • 悪意ではなく、無知による過ち。教え、諭し、寛容になる
    • 我慢することは、正義の一部
  • 承認の欲求、親切の債務者にならない
    • 「美しさ」の中に称賛は含まれない。価値は人の評価と独立。
    • ただただ、実を為す葡萄の様にある
  • 悲しみは不幸ではない
    • 悲しみは自分と向き合うこと
    • 悲しみは止めてはいけない
  • 善悪無記に捕らわれない
    • 善 ためになる
    • 悪 ためにならない
  • 困難な状況
    • 困難な状況こそ、哲学を学ぶことに適している
    • 運命を愛する
    • この程度の困難はこの人生で何度も訪れる
    • 他者が困難に立ち向かえる力があることを信頼する
  • キーワード
    • 最初に告げられた表象以上の判断を付け加えない
    • 褒めてはいけない、褒められた子供は、褒められるために善をなす

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