2020.01.18 [読書] 青春漂流

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11人の青春経験者のインタビュー。インタビューと内容というよりは、それを総括する、立花隆の前書きとあとがきが素晴らしい。

読んでみて、まだ自分の青春は終わっていないと思った。まだ、自分の情熱をかける対象を探している。
立花隆が言うには、30代は青春ということなので、40歳までに見つかればよいと思う。まだ、足りない。

吾十有五而志于学。三十而立。四十而不惑。五十而知天命。六十而耳順。七十而従心所欲、不踰矩。

いつか、たどり着きたい。不惑。


  • 青春とは
    • 過ぎ去った時に初めて、あれが青春だったのだと気が付く
    • じぶんの生き方に対する迷いから吹っ切れた時に、青春が終わる
    • 自分の生き方を模索している間は青春なのだ
  • 青春中
    • 自分に忠実に、大胆に生きようと思うほど、恥も失敗も多くなる
  • 対比:精神だけ老化した青年
    • あらゆる失敗の可能性を前に足がすくんでしまった青年
    • あらゆる失敗の可能性を見据えつつ、大胆に生きた人こそ、青春を生きた人
    • じんせいにおける最大の後悔は、自分が生きたいように自分の人生を生きなかったときに生じる
  • 共通性
    • みんな落ちこぼれ。それは、普通の人生が面白くなかったから。
    • 落ちこぼれつつ、自分の情熱をかける対象を追い求めていた。
    • いったん、自分の人生を掛けるものを見つけると、かれらは落ちこぼれからとてつもない努力家に変身する。
  • 謎の空白時代=青春
    • 情熱をかけるべき対象を追い求めた時期
    • 自分の人生を賭けられるようになるまでは、それにふさわしい自分を創るために、自分を鍛えぬくプロセスが必要
    • そこに必要なのは、なにものかを求めんとする意志


青春漂流 (講談社文庫)

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