2019.12.11 [読書] 父が娘に語る経済の話

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ギリシャの元財務大臣による書籍。

経済の話を娘に話す、という内容で、確かにマックスウェーバーの議論や、社会主義的修正、外部不経済などの経済の重要用語を例え話で表現している。
その点は立派なのだが、内容が冗長で、結局大事なところが良くわからなかった。(ちゃんと読んで自分で整理すればよいのだが、面倒。)
最後にまとめとかつけてくれると良いんだけどね。この本だと、本を一冊読むより、解説YOUTUBERを聞いた方が為になるかなって感じです。


  • 経済への疑問
    • なぜ貧しい人と金持ちの人がいるのか?
    • なぜ人間は地球環境を破壊してしまうのか?
  • かつては、市場はあっても経済はなかった
    • 市場は、「交換」の場所
  • 経済の必要条件:言語と余剰
    • 文字の最初の役割は、「余剰の記録」
    • その記録が、「信用」として独り歩きを始める=通貨
    • ユーラシア大陸で余剰が発生した。植民地化は、それからの流れ(銃・病原菌・鉄&ホモサピエンス全史の議論)
      • 東西に広がるので、気候があまり変わらない。流通や農業の情報交換が可能 ==> 生産性向上。
  • 経済の必要条件:借金
    • プロテスタントは、それを乗り越えることができた(予定説、神の計画の一部なのだ!)
    • 銀行が「債権=リスクの分割」を創成。より借金がしやすくなる。
  • その他
    • 「価値」の二つの側面:交換価値と経験価値


父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。

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