ギリシャの元財務大臣による書籍。
経済の話を娘に話す、という内容で、確かにマックスウェーバーの議論や、社会主義的修正、外部不経済などの経済の重要用語を例え話で表現している。
その点は立派なのだが、内容が冗長で、結局大事なところが良くわからなかった。(ちゃんと読んで自分で整理すればよいのだが、面倒。)
最後にまとめとかつけてくれると良いんだけどね。この本だと、本を一冊読むより、解説YOUTUBERを聞いた方が為になるかなって感じです。
- 経済への疑問
- なぜ貧しい人と金持ちの人がいるのか?
- なぜ人間は地球環境を破壊してしまうのか?
- かつては、市場はあっても経済はなかった
- 市場は、「交換」の場所
- 経済の必要条件:言語と余剰
- 文字の最初の役割は、「余剰の記録」
- その記録が、「信用」として独り歩きを始める=通貨
- ユーラシア大陸で余剰が発生した。植民地化は、それからの流れ(銃・病原菌・鉄&ホモサピエンス全史の議論)
- 東西に広がるので、気候があまり変わらない。流通や農業の情報交換が可能 ==> 生産性向上。
- 経済の必要条件:借金
- プロテスタントは、それを乗り越えることができた(予定説、神の計画の一部なのだ!)
- 銀行が「債権=リスクの分割」を創成。より借金がしやすくなる。
- その他
- 「価値」の二つの側面:交換価値と経験価値