恵美ちゃんとの対話より (2019.09.26@恵美家)
まとめ
- 成長・成熟・逡巡・再活性モデル
- 自信がない時期が来るのは受容する
- 脱却のヒントは,一般性 ==> 具体にアクションを移し,再活性する事
- モノサシ:「自分の成長に繋がる経験を得られるか」という観点で考えよう
- 行動がイタくても構わない(経験値UP)
- 思考がイタいのは忌避すべき(自信過剰==>提案を得られず)
- 予言の自己成就(一般性・抽象性の罠の処方箋)
- 「Aと仮定してやってみて、それにより便益があればAに真理性はあるのだ」
- 一般性の罠==>具体に向かうとき、この物差しは重要!
- 自己肯定感の不足
- 「理想の自分とのギャップ」なのか,「自分という存在に対する肯定感の不足」なのか区別する必要がある
- 成長・成熟・逡巡・再活性モデル (こんなイメージ)
- 成長期
- がむしゃらに取り組む時期
- 成熟期
- 自分で成長(過去との差分)を実感する時期
- 逡巡期
- 視野が開け,成長が当たり前になり,成熟期の自信を喪失
- 抽象性・一般性の罠にはまり,葛藤する時期
- 再活性期(具体的)
- 具体的に取り組みテーマの決断期
- この周期を繰り返すのかもしれない.理想とのギャップは,再活性の直前に,具体的なACTIONに移る直前期の葛藤か?
- このサイクルは,人間の成長だけではなく,研究でも現れる点が面白い
- (1) がむしゃらに取り組む
- (2) 世界で自分が一番深く知ってるという過信.自信満々.
- (3) ふと振り返ると,その研究の意味付けが本当に大きいのか疑問になる
- (4) 新しく,具体的に取り組むテーマを探す時期
- 理想の自分とのギャップに苦しむ時期(=逡巡期)
- これは,いつまで経ってもなくならないものな気がする(33歳の現状)
- 次の再活性に至る過程なので,前向きにとらえよう.ヒントは,一般性==>具体 かもしれない
- 成長期
- 自信ある人の分析
- 経験からの分析
- 頭のキレるが必ずしも自信を持つわけではない
- 逆に,努力家タイプで自信を持つ者も大勢いる
- 自信過剰,overconfident,ライブ型,反トン
- イタイ人
- 行動が痛い人(むしろこうありたい)
- 自信過剰な人(こうなりたくない)
- つまりどういうことだってばよ?
- 向かうべきは,open-mindedな人(自信過剰ではない人)
- 行動がイタくても構わない(経験が得られるから)
- 自信過剰はよろしくない(経験・示唆が得にくくなるから)
- 結局は,「新しく経験を得られるか否か」で判断してみるのが良いと思われる.
- 向かうべきは,open-mindedな人(自信過剰ではない人)
- 経験からの分析
- アブダクション
- 仮定(a)、法則(aならばbである)、結果(b)
- 演繹・ディダクション: 仮定と法則から結果を推論
- 帰納・インダクション: 仮定と結果から法則を推論
- アブダクション(NEW): 法則と結果から仮定を推論
- bが得られたもとで、a–>b を仮定して、aを推論
- 背理法みたいな感覚か?
- 背理法と異なり、正しい推論ではない
- ただ、その結果何らかの有益性が得られるなら、そこになんらかの真理性があるのでは?
- アブダクションの援用
- 「Aと仮定してやってみて、それにより便益があればAに真理性はあるのだ」
- カルヴァンの予定説と資本主義:
- 自分は救済されると仮定・確信して、経済活動をやってみる
- その結果、儲かる。儲かるという事は、神の意志に適っている!
- 発明や研究
- まずは自分が成功する・才能があると仮定・確信して動いてみる
- 次第に技術が上がり、周りから「才能がある」と認められ、成果を挙げる
- やっぱり、自分は才能があり成功するはずだったのだ!
- 客観的に見れば因果関係が逆。
- しかし、ここで予言の自己成就が起こっている。
- 結局言ってることは同じで、「具体的な行動」によってしか抽象性・一般性の罠からは抜け出せないのだろう。
- しかし、その初めに、「自分はこれをやることで成長・成功できる!」と確信してアブダクションするのが処方箋になりえる。
- そしてその確信は、結果として予言の自己成就により果たされるのではないか。
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