湯浅赳男 著
こういうまとめ的な本は,サクッと読めるし,自分の理解の体系化にいいですね.
哲学・思想は論理の深さと広さを与えてくれる
- 歴史: ギリシャ –> イスラム –> 西洋
- ソクラテス: 真理を発見するための対話の弁証法
- スコラ哲学論争: 「概念実在論」 対 「概念唯名論」
- 普遍論争: 普遍は存在するのか?
- キリスト教義に関係,原罪が全ての人物に当てはまるか否か
- 経験か,合理か?
- ここはまだ理解が不十分
- 普遍論争: 普遍は存在するのか?
- イギリス経験主義(唯名論)
- ヒューム: 観念を印象と観念に分離
- 事実に基づく推論: 因果律
- 観念に基づく推論: 幾何・代数・算術
- ヒューム: 観念を印象と観念に分離
- 大陸合理主義(スコラ哲学が科学の洗礼を受けて近代化)
- ドイツ観念論
- 経験主義と合理主義を弁証法により止揚
- ニーチェ
- 人間とは,野獣と超人の間に架けられた一本の綱
- 卑小な奴隷のルサンチマン(怨念)の塊
- 宗教の役割
- 人間はどこからきてどこに行くのか
- この世の義とは何なりや
- 1. 幸福の神義論(儒教・道教)
- 人間はどうすれば幸せになれるのか
- 現世の幸福性を肯定
- 2. 善と悪の闘争(ゾロアスター教・マニ教)
- この世は善の神と悪の神の闘争
- 3. 苦難の神義論
- 人間は何故苦しまなければならないのか
- カルマ: 仏教・ヒンズー教
- 予定説: カルヴィニズム
- 特にカルヴィニズムでは,諦めの宿命論ではなく,禁欲の理論となる
- 政治の形態
- 君主制: 一人
- マキャベリズム: 目的のためには手段を選ばなくても良い
- 貴族制: 少数
- 共和制: 多数
- 僭主制: 独裁
- 寡頭制: 富める少数支配
- 民主制: 衆愚政治
- 君主制: 一人
- ホッブス: リヴァイアサン
- 自然状態=>社会契約=>主権国家
- ベンサム: 国家は必要悪