広中平祐 「生きること・学ぶこと」
フィールズ賞も受賞した著者が,研究人生や考えてきた事をまとめた本.
分野は違うものの,考え方に納得させられる記述も多し.良書.
個人的なヒットは,最後の2つ.
確かに,自分より頭が良いと思う人は,たくさん見てきた.彼らに勝つには,継続や目的に対する努力しかない.
また,最初は幼稚でも,1つずつステップを重ねることが大事だと思いたい.
- 子供の成長: 絶対的味方が必要 (e.g. 神主さんに連れていく母)
- 常に身近に尊敬できる人を置き,その人から盗む
- 他人の目を気にしていては飛躍できない
- 学習から創造への飛躍について
- 自分より頭が良いと思う数学者は,五万と見てきた
- 継続することが大事.要は,ゴールにたどり着けるか否か
- 米国の学生は,仮説を立てて演繹する
- 仮説は,その都度,より良いものに置き換えればいいと思っている
- 先代の偉人と比較して,どうしても書くことがバカバカしくなることがある
- 選挙の一票の感覚
- しかしそれでも,書かないと始まらない.ステップにする
- 出発点は,皆幼稚なのだ