まとめ
・勉強とは自己破壊である。これまでの環境強制的思考から脱却するために勉強する。
・環境的思考から脱却するための方法は
– アイロニー: 根拠を疑って真理を目指す
– ユーモア: 多様な視点を導入する
・勉強の基本は、環境のコードをメタに客観視するアイロニカルな姿勢
・勉強は有限化しないといけない(深追いせず、幅広く行うために)
– アイロニー的な有限化: 決断主義(無根拠こそが絶対的な根拠)
– ユーモア的な有限化: 比較の中断&享楽的なこだわりによって可能となる
・そもそも人間は、環境のノリに無意識的に乗っ取られる(構造主義的)
– 言語によって脱却が可能
– そもそも言語とは、その意味するものに必然性はない(ウィトゲンシュタイン・言語ゲーム)
– シニフィエとシニフィアンの議論
– 言語を介して、他の者に乗っ取られている
・勉強することは、「言語のノリ」を増やすことである
– 勉強とは、言語偏重の人になり、言葉遊びをすることである
・環境をメタ概念から俯瞰する(構造主義的)
– ユーモアとアイロニー
・言語とは、傷跡。その痛みに伴う形態との出会いをマゾ的に求めている
– 勉強とは、新たな言語と出会いなおすこと
・書く技術
– アイデアを出すために書く。アイデアが固まってから書くのではない
仲正昌樹
– ハイデガー哲学入門
バイヤール
– 読んでいない本について堂々と語る方法
– 読書において本質的なのは、本の立ち位置を知ること
– 読書で大事なので、自分なりの読書マップを作ること
バイヤールの主張は、科学に通じるところがある。
科学においても、自分なりの世界地図を持つことが非常に重要。