内田樹: 困難な成熟
政治関係の話が多くなってきてるなという印象,年を重ねると人はそうなるのだろう.面白いが,そこまでのインパクトがなかったのは,内田樹の論法がもう自分には「!」でないのかもしれない.要検証.
以下,summary
・マルクス:生産(労働)によって,人間は何者であるか,が決まる
・事後的・回顧的認識のプロセス(e.g. 成熟)
・責任:とるのではなく引き受けるもの.そして,引き受けたものに決定権が与えられる
・ルール:その社会集団が生き延びるために作られたもの (e.g. 島嶼部の贈与習慣)
・無意識の振る舞い: 最悪の事態に備えると,最悪の事態を望むようになる
==> この場を主宰しているのは自分だと思い込む
・何かを定義するとき,「それが何であるか」を考えるより,「それが何でないか」を考える方が早い
・努力出来るということは,一つの才能
・ウケを狙わない言葉.それが,自分の死んだあとに残る私の言葉.
・繋ぐメンターもいる.同じ人をずっと尊敬しなきゃいけないわけじゃない.
・トラブルは問題ではなく,結果.(構造主義的分析)
・不機嫌な時の判断は,だいたい間違う.