2019.11.17 [読書] 鴻池尚史のほがらか人生相談

以前にネットでこの人の人生相談を見ていて、購入。
人柄が伝わる。合理か経験か、という話があるが、この人は人との交わりの中で経験を通して人格を形成してきたのだと思う。とはいえ、身の回りに起きている問題を解決するために、様々な努力はされている。

キーワードは3つ

  • 漠然
    • 人は良く、自分の理想をふわふわと想像して、その理想との乖離に葛藤する
    • 物事を漠然と置捉えている限りは解決しない
    • 少しずつで良いから、具体的なビジョンを持つこと
    • e.g., 幸せな結婚とは?本当の友達とは?
  • 嫌われる勇気
    • 「そんな相手と付き合う苦痛」と「みじめで寂しいと思う気持ち」を天秤にかける
  • やらない後悔よりやる後悔
    • どんなに傷ついても、人は死なない
    • 自分は10年後から帰ってきた、と思うと勇気が出る

  • 結婚の意味ってなんだろう?問題
    • 「Aの意味って何だろう」と悩む時期は、思春期。
    • そこには、「A」に意味があるハズだ(自分の理想)という暗黙の仮定がある
    • ただ、物事はクリアにしないと問題が明確にならない。
  • お酒屋さんを継ぐか継がないか問題
    • 自分の人生を生きること
    • 大人になったら家族を捨てなきゃいけない時も来る
  • 本当の友達、問題
    • 「そんな相手と付き合う苦痛」と「みじめで寂しいと思う気持ち」
    • 抽象的な友達を求めている様に見える
  • 後悔のない生き方
    • どんなに傷ついても、人は死なない
    • そのことに気づくと、やった事よりやらないことに後悔する。やらないと損。
  • お酒
    • 人を変えるのではなく、人が抑えているものが解き放たれる
  • アドバイス
    • 良かれと思ってアドバイスすることは簡単なことではない。
    • 無意識の優越感は、ひじょうにやっかい
  • 日本人の宿痾
    • おしゃれな服が許されない娘問題
      • 同調圧力の強さ
      • 自尊心の低さ
    • 精神疾患の妹問題
      • 両親は世間に忠誠を誓って死ぬ
      • しかし、その問題を具体的に引き取るのは、自分自身
  • かっこいい言葉
    • ポカホンタス
      • こんなに苦しむなら出会わなければよかった
      • 君を知らずに100年生きるよりずっと良い
    • 自分は10年後から帰ってきた(やる気が出る。。)
    • 人は、人を説得する方法で説得されやすい(合理性、熱意、などなど)


鴻上尚史のほがらか人生相談 息苦しい「世間」を楽に生きる処方箋

  • kotsuking
  • 関東の某国立大学、教授。他に、JST・さきがけ研究員、理研・客員研究員、気象予報士。京都大学大学院で博士(工学)を取得。
    スーパーコンピューターを駆使して天気予報の改善に取り組むデータ同化研究者。座右の書は「7つの習慣」。

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