2012.03.04 [読書] 青年の大成

安岡正篤: 青年の大成

一環して述べていたのは,個人の幸福を追い過ぎず,全体のために尽くす心を青年は涵養すべきである,というメッセージ。
僕自信にとっては,スマートに(小利口に)まとまらずに,義を重んじる様な人格を形成しなきゃならん,という警告に近かった.

では,心に残った本文をいくつか.

「人間は真剣になると,くだらないもの,浅はかなもの等嫌になるのです.本当に命のこもった,尊い本でなければ嫌になるのです」

「つまらない人間も”世界のため,人類のため”等と言います.あれは寝言と変わらない.寝言よりももっと悪い.なにも内容がない」

「平生からおよそ,善い物,善い人,真理,善い教え,善い書物,何でも善いもの,勝れているもの,尊いものには,出来るだけ縁を結んでおくことです」

「良い師友と共に,人間はどうしても愛読書が無ければならない」

追記、リンクしたこと。
・一隅を照らす、という態度。
・京セラフィロソフィ



青年の大成

  • kotsuking
  • 関東の某国立大学、教授。他に、JST・さきがけ研究員、理研・客員研究員、気象予報士。京都大学大学院で博士(工学)を取得。
    スーパーコンピューターを駆使して天気予報の改善に取り組むデータ同化研究者。座右の書は「7つの習慣」。

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